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ジャニヲタとして生きる

SixTONES京本大我くん初主演舞台「BOSS CAT」の感想レポ&音源紹介

ジャニヲタの皆様、お疲れ様です。

京本大我くんの初主演舞台「BOSS CAT」が無事大阪千秋楽を終えましたね~~!!!!
(これを書いているのはサマパラも終わった9月という超時差・・・)

初主演ということでドキドキしながら東京初日公演を観劇させていただきました。
その後2回入って千秋楽は入らなかったんですけど、ぶっちゃけ死ぬほど後悔しているので、自担の初主演は絶対に、絶対に諦めないことを推奨します。
大我くんが大阪で泣いてたとき、私は宮館くんと赤坂ACTでコインロッカーベイビーズ観てました(語弊しかない)。

舞台の音源はここから聞けちゃいます!

音楽をご担当された大嶋吾郎さんがsoundcloudで音源を公開してくださっています。ボスキャロスはここから解消しましょう!
soundcloud.com

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SixTONES京本大我初主演舞台「BOSS CAT」あらすじ(ネタバレあり)

冒頭は、猫をテーマにした有名作家たちの本を読む出演者たちからスタートします。
全体的にモノトーンの衣装を着た出演者たちの中、ひときわ目立つピンクのスーツにツリ目のキャットアイ、足には蛍光ピンクのペディキュアを施した京本くんがうろうろと歩き回ります。
出演者たちは猫にまつわる記載を読み、それに猫もとい大我くんがコメントしていく。
メタ的視点からのスタートです。

「今回の舞台は「長靴をはいた猫」」ということが大我くんの説明で明らかにされ、幕が開きます。

ここからは童話「長靴をはいた猫」と同じ流れで進んでいくのですが、ご存じない方もいると思うのでざっとご紹介。

「BOSS CAT」超概略のあらすじ

父親が死んだ3人の男兄弟。冴えない次男(原作では三男ですが、舞台では次男)は猫を相続し、その他の兄弟は金になりそうな遺産を相続。
ぱっとしない彼に聡明な猫は入れ知恵をし、自らの暮らしを守るため手を尽くします。
カラバ侯爵という偽名を名乗らせ、一般人の次男を侯爵と偽る。
次男が国王に気に入られるために野兎の肉を献上したり、次男を文武両道のいい男だと宣伝したり、とにかく知力を使って取り入ります。
国王の娘である姫もカラバ侯爵に惚れこみ、いよいよ本物の貴族入りも目前。
しかし、カラバ侯爵は貴族なら持っているはずの「お城」がありません。
猫は人食いオーガが所有する城に目をつけ、うまく騙してオーガを逆に食べてしまいます。
持ち主のいなくなった城を次男に明け渡し、次男は次期国王に任命されます。
姫とも結婚でき、猫は優雅な暮らしと爵位を手に入れましたとさ。めでたしめでたし。

京本大我くんのイケ猫ハイライト

・高田くん演じる使用人との日替わり掛け合い
冒頭は猫という設定に忠実な大我くん。
「にゃにゃにゃにゃ」という猫の言葉しか話せません。唯一猫語がわかる高田くんが通訳してくれますが、大我くんが高田くんに物事を説明するときの猫語、一部が日替わりです。

初日・ゲネプロはマックの「ア~ア♪ア~ア♪」をもじった「にゃにゃにゃ♪にゃにゃにゃ♪」
大阪千秋楽はアナ雪の雪だるま作ろうだったみたい、かわいいかよ。

・兎を狩るシーン
高田くん演じる兎を捕まえるため、罠をしかける大我くん。
兎は「にーんじーん!!!!(くそでかい声)」とまんまと罠にはまってしまいます。

音楽が変わり舞台は妖しいライティングに変化。ピンクと紫のライトに包まれた舞台を、鬼畜な笑みを浮かべた大我くんがゆっくりと歩いてきます。麻縄つき。麻縄で兎を縛った後、ナイフをつきつけ「鳴いてみな?…あぁ、鳴けないんだっけ(超低音)」と囁き首を掻っ切ります。
とんでもないものを見てしまった感で初日公演終了後「恋ヴァで身に着けたDV彼氏がさらに進化した…」とかつぶやいてたのが私です。

ちなみに兎は捕まる前に、「イケメンとか美人とか言われる人~!中身も磨けば完璧だよ~!わかったかな~!?」みたいなありがたいお言葉をくださります。
東京楽日の昼公演に森田美勇人くんが見学来てましたが、まっすぐ美勇人のこと見て話してて客席爆笑してました。きょもみゅ。

・「川です川です川です川です川です!!」
カラバ侯爵が川に落ちたことにして、国王と偶然を装い近づこうとした猫と次男。
客席最前列と舞台の間にある細い通路を「川」と言い張る猫だが次男は「川じゃないだろ」と言い返す。
そこで大我くんが舞台にしゃがみこみ通路に向かって「川です川です川です川です川です!!」と連呼。あれ最前列で見たら死ぬだろ。
しかも声にエコーがかかっててめちゃくちゃかわいかった。

次男がガチのパンツ一枚になるんですけど、ガチすぎてびっくりした。おもしろい。

・「カラバ侯爵のものです」の一連の流れ
BOSS CATで一番驚いたのは客席降りの長さと多さ、そして観客との絡みですよね。
客席は人食いオーガの城の近くに住んでいる村人という設定になり、「この土地は誰のものだ?」と聞かれたら「カラバ侯爵のものです」と答える、という流れに。
なんと大我くん演じる猫が客席降りして観客に話しかけ、「おい、そこの者」「この土地は誰のものだ?と聞かれたら、「カラバ侯爵のものです」と答えるのだぞ。よいな?」と教え込みます。
そして、それだけでは終わりません。「では練習してみよう。この土地は誰のものだ?」と大我くんが聞きます。

もう一度言います。
京本大我に話しかけられて返事をするという臨死体験ができます。

で、また、この客席降りがゆっくりなんですよ…きれいな顔を間近で見られるんですよ…。
大阪であまりの美しさに「きれい…」と心の声が漏れたオタクに対し、「綺麗?ありがと。」と返したりと後半は余裕も登場していたようです。

そして大我くんが消えた後、王様・姫・付き人の3人がとにかく客席を縦横無尽に歩き回り、観客に手あたり次第に「この土地は誰のものだ?」と聞きます。もちろん通常は、大我くんが教えた人に聞くんですが、美勇人くんは大我くんに教わってないのに聞かれて「えっ!俺じゃない俺じゃない!後ろ!(大我くんは後ろの男性に話しかけていた)」と答え、最後は観念して「カラバ侯爵のものです…(恥ずかしそうだけど大きな声)」と答えてて会場沸きました。

平野さんは客席に飴ちゃん配っててめちゃくちゃ笑いました。最後列くらいまで走っててめっちゃハアハア言ってた。so cute。

・人食いオーガを食べるシーン
ボスキャの中で一番シリアスなシーン。
猫より圧倒的に体が大きく戦闘能力も高そうな人食いオーガを、知力を駆使して猫が食べてしまいます。
何にでも返信できるという人食いオーガをたきつけてネズミに変身させ、猫が食べてしまう流れに持っていくため、オーガの嗜好を読んで言葉を選ぶ猫が最高にかっこいい。
途中、どきりとしたように目を見開く日もあれば、妖艶に笑ったように感じた日もあったりして、毎回息を止めて見ていました。

ネズミを目の当たりにして食欲が抑えきれなくなった猫の表情もたまらなくミステリアスで猟奇的で、怖いけれどずっと見ていたい、そんな気持ちになります。

・ラストシーン「おやすみなさいまし」
舞台終わった~~!!!!ハッピーエンド~!!わ~~~!!!!!!
っていうテンションで手拍子してニコニコしていた客席を一瞬で黙らせる演出と大我くんがすごい。

初日は当然観客全員が流れを知らないのに、拍手がピタリと止まったのはさすがとしか言いようがない。
舞台の世界から、現実世界に戻ってきました。

ストーリーテラーに戻った大我くんが背中を向け、「それでは、おやすみなさいまし」と低音でつぶやく。
そのまま暗くなって舞台は終わりますが、不思議と重い気持ちにならないのが良かった。

まるで明るく笑っていた子供が読み聞かせを終えて眠りについた後のような、少し寂しくもあり奥行きのある大人の時間を感じました。
それを弱冠24歳独身子無しの京本大我くんが醸し出すのすごいな!!???
うう…自担が好きです…(オタクの所感)

SixTONES京本大我主演舞台「BOSS CAT」小ネタ

この舞台実は結構小ネタがあるような気がしています。思いついたもの、調べたものだけ。

ガチで哲学的観点から考察されているブログがあったのでご紹介します。
twinkleplough.hatenablog.com

・「祝詞」の詩について
次男が暗唱させられる「祝詞」。猫はすべて覚えろと言いましたが、次男の様子では到底無理そう。
姫の前ですらすらと捧げた詩は誰のものだったのだろう?
舞台オリジナルかな、と思っていたら、なんとあれは「祝詞」の全文でした。
次男は「祝詞」をすべて覚えたのか、それとも、元から知っていたのか…。いずれにせよ、驚きました。

全文読みたい方はこちらの「フランス名詩選」をどうぞ。

あとは思いつきベースで・・・そのうち更新します(雑)